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【揺花草子。】<その1883:救世主伝説。> [自動転送]

 【揺花草子。】<その1883:救世主伝説。>

 Bさん「『汚物は消毒だ〜〜〜!!』ってあるじゃん。」

 Aさん「あぁ・・・『北斗の拳』だよね・・・。」

 Cさん「もう少し細かく言えば、『聖帝』を僭称していた南斗六聖拳の将・サウザー

     部下の男が住民を火炎放射器で焼き払った際のセリフね。」

 Aさん「そうですね。」

 Bさん「暴虐の限りを尽くすサウザーのヘイト値を高める役目を見事果たしたよね。」

 Aさん「いや・・・まぁ物語上のポジション取りって言う意味では

     確かにそう言う役割だったけど・・・。」

 Bさん「改めて振り返ってみたいけど、『北斗の拳』って言うのはさ、

     199X年に世界が核の炎に包まれたところが始まりじゃない。

     海は枯れ、地は裂け、全ての生物が死滅したかのように見えたわけじゃない。」

 Aさん「あぁ・・・そうですね。けど人類は死滅していなかったわけだよね。」

 Cさん「世界を襲った大災害の結果、人々は限られた資源を奪い合う混沌の時代へと突入。

     力を持たぬ大部分の人間は一部の人間に武力により支配されるようになった。

     腐敗と自由と暴力の真っ只中で勢いを増した向かい風の中を進もうと

     必死でもがくわけね。」

 Aさん「いやー・・・そう言うのスッと出して来るもんなぁこの人・・・。」

 Bさん「けど、あくまでフィクションです。」

 Aさん「そりゃ、まぁ。」

 Bさん「現実のぼくらの世界はそんなヒャッハー感溢れる世界ではない。

     少なくとも今は、われわれの日常生活においては理不尽な暴力や死の影は

     縁遠いところに据え置かれたままですね。」

 Aさん「ヒャッハー感と言う表現。

     でもまあ、確かにそうだね。」

 Bさん「この国では70年あまり前に戦うことをやめて、それ以来、

     まあちょいちょい危なっかしいことはあったとは言え

     一応は平和を貫徹し続けている。

     70年なんてのはもう『戦後』と言う単語が現実的な意味よりも

     歴史上の用語としての意味に傾くには充分な時間ですよ。

     そして平成の時代に入り、もう間もなく30年になろうかと言う時代です。」

 Aさん「うーん。」

 Cさん「平成元年に生まれた赤ちゃんがいまやもう社会の中堅になろうかと言う時代よ。」

 Aさん「あぁー・・・まあ、そうなりますね。」

 Bさん「もう少し阿部さんの興味を引きやすい話をすると、

     平成元年にJCになった女子は今年41歳になるわけですよ。」

 Aさん「なんでJCで言ったの!!?」

 Cさん「男性なら本厄よ。」

 Aさん「いや・・・それはそうかも知れないですけど・・・。」

 Bさん「昭和が終わり、平成になったのって新年明けて間もなくだったんだよね?」

 Aさん「そうだね。1月8日からだったかな。」

 Bさん「そうなると、その年に中学生になった子供たちと言うのは、

     平成初の中学生であると同時に、昭和最後の小学6年生でもあったわけだ。」

 Aさん「あー・・・まあ、そうなるね。」

 Bさん「そう言う人がもう40歳を超えちゃってるわけだからね。

     そりゃもう遠い思い出を語るレベルだよね。

     きっと、友達同士で集まったときなんかに、

     『もう俺たちも40か・・・』『年を取ったなぁ』なんて寂しげに笑い合いながら

     グラスを傾けたりするわけだ。」

 Aさん「グラスを傾けるかどうかは分からないけど・・・。」

 Cさん「そしてきっとこんな風にも言うはずだわ。

     『あれ、平成になった時って俺ら何歳だったっけ?』

     『もう中学生になってたっけ?』

     『んーと・・・どうだったっけ・・・?』」

 Aさん「まあ、それはあるかもですね。」

 Bさん「『確かあの時って、小渕総理じゃなかったっけ?』

     『あぁそうだった! いたねえそんな総理!』

     『あれからもう29年経ってるってことは・・・』

     そうして、彼らはきっと最後に答えに辿り着き、こう言うだろう。」

 Aさん「えっ・・・?」

 Bさん「『小渕は小6だ〜〜〜!!』」

 Aさん「言うっ・・・イヤ言わないなやっぱり!!!」

 その年代の人のご意見を伺いたい。

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「Meisters Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2017/03/24.html